信用取引とは
- 読み: しんようとりひき
- 英語: Margin Trading,Margin Account Trading
概要
証券会社から資金や株式を借り、自己資金以上の取引が可能となるレバレッジを効かせた投資手法で、相場変動による追証リスクを伴います。
詳細
信用取引とは、投資家が証券会社から資金や株式などの有価証券を借りて売買を行う取引形態で、自身の手元資金以上の取引が可能になります。買いから始める「買建て(一般信用・制度信用)」と、株式を借りて空売りする「売建て」があり、最大3.3倍程度のレバレッジを効かせることで相場の値動きに対する利益追求が可能です。取引には委託保証金の預託が必要で、保証金維持率が一定水準を下回ると追加証拠金(追証)が発生し、強制決済されるリスクがあります。また、借入金には金利がかかり、制度信用と一般信用では利用可能な銘柄や金利・返済期限などの条件が異なります。制度信用では返済期限が原則6カ月で、保証金維持率は30%以上が求められます。一般信用では銘柄や金利・返済期限が証券会社ごとに異なり、返済期限や追証の期日、空売り禁止銘柄なども事前に確認することが重要です。信用取引は資金効率を高めつつ大きな利益を狙える一方で、損失も膨らみやすいため、取引ルールや相場動向を十分に理解し、リスク管理を徹底することが重要です。
関連用語
- レバレッジ
- 追証
- 委託保証金
- 保証金維持率
- 空売り
- 買建て
- 売建て
- 制度信用
- 一般信用